ウガンダの『反同性愛法』の内容と問題点


2014年2月24日、ウガンダで反同性愛法が成立しました。

ウガンダ大統領、反同性愛法案に署名 欧米の批判顧みず

ウガンダ、同性愛行為に終身刑も 厳罰化に国際社会から批判

いま、話題となっているこの法律ですが、一体なにが問題なのか?
どのような法律なのか?ということついて書いていきます。



法律の内容

法律の要点をまとめると以下の通りです。

・同性愛行為の禁止(レズビアンも含む)

・同性愛を助長する行為の禁止(支援団体の設立、同性愛者に対するカウンセリング、同性愛者に家を貸すことなど)

・同性愛を広める行為の禁止

・国民に、同性愛者を告発することを義務付ける

・同性愛行為を行った者は禁固刑、特に悪質な同性愛行為を行った者は終身刑とする

 

実はその他の国でも

実はアフリカの多くの国では今も『反ソドミー法』(アナルセックス禁止法)が存在しています。
イスラム諸国でも同性愛は禁止です。

反同性愛法自体は世界的に珍しいものではないのです。(その存在自体、人権問題ではありますが)

ではなぜウガンダの反同性愛法が問題になっているかと言えば、それはウガンダにおいて、反同性愛法が

・いま新たにこのような法律が成立したこと

・厳罰化されたこと

・同性愛の生活すべて、存在自体を弾圧、差別する内容であること

にあります。

 

ほとんどの政党が賛成

ウガンダでは長らく与野党の対立が続いていますが、反同性愛法については、与野党ともにほとんどの政党が賛成して可決したそうです。

ウガンダ大統領であるムセベニ氏は法案について、

同性愛の男性がなぜ「美しい女性らには目もくれず、男に引かれる」のかが理解できないとして、「これは本当に深刻な問題だ。(同性愛者には)何か非常におかしいところがあるのだ」

と語ったそうです。

さらにこの法律の成立を受けて、ウガンダのタブロイド紙は国内の同性愛者200人のリストを写真付きで公開。
それによって、同性愛者が襲撃される事件までおきています。

現代社会においても、このような人権感覚の国があるのです。


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