母さんがどんなに僕を嫌いでも【読んだ】


歌川たいじさん著「

テキストリンク(アマゾン) 母さんがどんなに僕を嫌いでも

」という本を読みました。
約1年前に出版され、当時ゲイ業界で話題になった本です。

ずっと読みたいと思っていたのですが、なかなか読む機会がなく、このたびようやく読むことができました。
読み始めたら一気に最後まで読破してしまいました。



歌川たいじさん

著者の歌川たいじさんはブログ「【漫画】ゲイです、ほぼ夫婦です」を書いている方。
同棲中の相方さん(ツレちゃん)との日々を中心に、ゲイライフを書き綴っているブログです。

本業は会社員ですが、ゲイであることをオープンにカムアウトしているそうです。(すごい)

 

母さんがどんなに僕を嫌いでも

ツレちゃんとの愉快な日々をブログで紹介している歌川さんですが、実は少年期には実のお母さんから虐待を受けていたそうです。

この本は虐待を受けていた歌川さんが、周りの人たちに支えられながら、少しずつ自分の居場所を見つけていく、そんな過程を描いた本です。

正直、最初は「どうせお涙ちょうだいの本だろ。『私はこんなひどい目に合いながらもがんばっていきてますよ』みたいな」と、かなりうがった視点から読み始めました。

しかし、全然違いました。

誰も抱えている腹黒い部分、汚い部分、弱い部分、トラウマ、人間不信と承認欲求の間のジレンマ、そういう人間の複雑な部分を繊細に描いている本でした。
典型的なお涙ちょうだいの本とはまったく違います。

しかも、それをコミカルなタッチで、ユーモアを描いている。
そのバランス感覚は脱帽物です。

ゲイであるなしに関わらず、一読して損のない1冊です。


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