トランスジェンダーについて


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ゲイはセクシャルマイノリティ(性的少数者)ですが、世の中にはさらなるセクシャルマイノリティも存在します。

トランスジェンダー(性同一性障害)、インターセックス(半陰陽)、アセクシャル(無性愛)といわれる人々がそうです。
今回はその中のひとつ。『トランスジェンダー』について書きます。



トランスジェンダーとは

トランスジェンダーとは、生物学的な性と、性自認(自分がどちらの性だと思うか)が一致しない人のことです。
日本語では『性同一性障害』といいます。

トランスジェンダーの人は、生物学的には男なのに、自分は女であると強く感じます。
男性でいること、男性として生きることに違和感と拒否感を感じてしまうのです。
(女性のトランスジェンダーの場合はその逆)

男でありながら、女装をしたり、女性の体につくりかえている人(いわゆるニューハーフ)の多くはトランスジェンダーです。

 

ジェンダーとは

ジェンダーというのは『社会的な性』のこと。
文化によって差はありますが、社会の中には「男はこうあるべき」「男らしい」「男なら・・・」という『男性像』のようなものがあります。
これをジェンダーといいます。

生物学的に男性として生まれてきた人は、同時に社会的な性別(ジェンダー)も定められるのです。

 

トランスジェンダーと『女っぽいゲイ』の違い

このジェンダーに対して、著しい違和感を感じるのがトランスジェンダーです。

では、トランスジェンダーと『女っぽいゲイ』との違いはなんでしょうか?

確かに、ゲイの中には、「かわいいものが好き」とか、「優しいしゃべり方」とか、社会一般からすると『女っぽい』と言われるようなゲイも多くいます。
しかし、これとトランスジェンダーは全く異なります。

それは『性自認』についての違いです。

ゲイは自分が男であることを受け入れています。
しかし、トランスジェンダーの人は自分が男であることを受け入れられないのです。

ただし、ゲイの中には実はトランスジェンダーでありながら、ゲイとして生きている人も多いように思います。
自分の性を仕方なく受け入れていたり、性別をつくりかえることに対する不安感から男のまま生きることを渋々受け入れていたりする場合もあるのです。

 

トランスジェンダーの性的指向

トランスジェンダーの多くは体は男性でありながら、心は完全に女性ですから、性的指向の対象は男性です。
(女性のトランスジェンダーの場合はその逆)

しかし、問題はそんなに単純ではありません。
トランスジェンダーでありながら、『同性愛者』であったり、『両性愛者』であったりする人もいます。

例:生物学的には男、性自認は女、だけど恋愛対象も女

 

性別適合手術

トランスジェンダーの中には手術によって生物学的な性別をつくりかえるを望む人も多いようです。
生物学的な性別をつくりかえる手術を『性別適合手術』といいます。
トランスジェンダー=性同一性障害は『障害』ですから、治療の対象になるのです。

 

Xジェンダー

近年、トランスジェンダーについては社会的な認知度も高まってきました。
しかし、トランスジェンダーの中にはさらにマイノリティもいます。

それは『Xジェンダー』という存在です。

Xジェンダーとは、「男性でもあり、女性でもある」(両性)、「男性でも女性でもない」(無性)、「男性と女性の中間」(中性)という性自認をもつ人のことです。

つまり、生物学的には男性でありながら、「自分は男性でも女性でもない」と強く感じ、どちらかの性別で生きることに強い拒否感を感じる人のことです。

トランスジェンダーの世界もかなり奥が深いですね。


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