右翼と左翼とゲイ


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私は実はかなり右寄りです。

いや、チンコの話ではなく、思想の話です。
(右寄りと言ってもネオウヨなどという軽薄なものではなく、リバータリアン寄りの保守派です)

ゲイにも右寄り左寄り、いろいろあるようです。



左寄りのゲイ

ゲイリブ(同性愛者解放運動)を推進する人や、差別の撤廃を訴える人は左寄りの人が多いようです。

これは『人権』やら『平等』『差別撤廃』という旗印が社会主義・共産主義と相性がいいためです。

社会主義の祖であるマルクスは抑圧された人々(労働者)が、支配者(資本家)を打ち倒して、平等な国家をつくることを理想としていました。
そのため、抑圧されていると感じている人々、差別を受けていると感じている人々はこの思想に共感したのです。

逆に社会主義者たちも積極的に『差別されている人』や『弱者』を見つけ出して、その解放運動を『支援』します。

同性愛者であることを公言して東京豊島区議員として当選した石川大我氏も社会民主党の公認を受けています。
石川氏は社民党の次期党首か・・・とも言われています。

 

右寄りのゲイ

右寄りのゲイと言えば、なんと言っても故・三島由紀夫氏でしょう。
いや、『右寄り』なんてレベルじゃないですね。極右です。

三島氏について簡単に説明すると、昭和を代表する小説家で、同性愛者で、マッチョで、自衛隊の屯所に突撃して切腹した人です。
美輪明宏氏や石原慎太郎氏らとも親交がありました。

三島氏は多くの男と関係を持ち、作品の中でも同性愛を賛美しています。
また、『男性性』に憧れて徹底的に体を鍛えました。

日本には武家社会において昔から『男色』の伝統があり、明治以降も『男性性』が賛美される傾向ありました。
そのため、右翼思想も同性愛との相性は悪くはないのです。

しかし、三島氏は積極的に同性愛を肯定したり、同性愛者であることをカミングアウトしたりすることはありませんでした。

これは現在の保守派においても同様です。
右寄りの人は日本の同性愛の風俗や、男性性賛美の傾向を認めつつも、それを積極的に肯定することはありません。

 

右寄りのゲイフォビア

右寄りの人の中には積極的に同性愛を否定する人(=ゲイフォビア=同性愛嫌悪症)の人もかなりいます。

その代表格は前東京都知事、日本維新の会代表の石原慎太郎氏です。
(この人も右寄りどころか極右ですね)

石原氏は
「テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本は野放図になり過ぎている」
「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」
など、同性愛者に対する数々の差別発言で物議を醸しています。

しかし、この傾向は年をとってから顕著になったものです。
自身の小説『待ち伏せ』(1967年)では甘美な同性愛的な描写を描いたり、「同性愛など、そうした衝動が衝動として異常とは、けっして言いきれない」と発言したりと、同性愛に対して一定の理解も示しています。

「人間には純粋なヘテロってのが20%、純粋なホモってのが20%。あとの60%はリバーシブルで、何かきっかけがあったら両刀使いになっちゃうんだ。三島(由紀夫)さんもそうだし、乱歩さんもそう。ところが、純粋なヘテロと純粋なホモってのは一種の天敵みたいなもんで、敏感に感じ合うんだな。それで、私は幸か不幸か純粋なヘテロだから、ホモセクシャルとは相容れないんですよ。」(『週刊女性』(主婦と生活社)の2001年11月6日号)
とも語っています。

ちなみに石原氏は三島由紀夫氏とも親交が深く、江戸川乱歩氏に連れられてゲイバーに行ったこともあるらしいです。
三島氏は体育会系でイケメンだった石原氏のことをかなり気に入っていたとか・・・。


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