ゲイにとって同性婚は必要か??


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ゲイ関係の書籍やネットでは、「同性婚を認めるべき!」という意見が多くみられます。

同性婚ができないとどんな不利益があるのでしょうか?
今回は『同性婚』の問題について考えてみたいと思います。



結婚していないことによる不利益

いろいろな書籍やネット情報で、「同性婚を認めるべき!諸外国ではもう認められている」という意見を見かけます。

『同性婚』が認められていないと、同性愛カップルはどんな不利益をこうむるのでしょうか?
それについて同性婚論者たちは以下のような事項を挙げています。

 

相手が急病で入院した時、家族以外は面会させてもらえない場合も

パートナーが急病で倒れた時、個人情報の保護を理由に、家族以外は面会させてもらえないということがあるようです。

でも、そんなん「弟です」とか「ルームシェアしてるいとこです」って言えばいいと思うんですが・・・。
(あとから家族が駆けつけてきたら、家族には「仲良くしてる友達で、実は最近ルームシェアしてるんです。聞いてなかったですか?」とでも話せばいいし)

看護師さん「ご家族の方ですか?」
自分「かれsっ・・・あっ・・・いや、あの、友達です」
って、マジメか!って話ですよ。

 

2親等以外は生命保険の受取手になれない

生命保険は基本的に2親等の親族以外は受取手に指定できません。

しかし、現在は2親等以外でも受取手になれる生命保険があります。

 

扶養家族になれない

6親等の親族以外は扶養家族に入れられません。

そもそも現在の結婚制度自体が昔の『家制度』『家父長制』をもとにしてつくられているものです。
結婚したら女性は家に入る。たくさん子どもをつくる。家長が働いて家族を養うという家族形態を前提としています。

扶養控除はそのような家族のためのものですから、同性愛カップルにはあまり馴染まない制度だと思います。
特にゲイの場合、多くは共働きなのであまり問題にはならないように思います。

 

アパートを借りにくい

ゲイに限らず、同棲カップルはアパートを借りにくいものです。(同棲というだけで大家さんは嫌がります)
同性愛カップルの場合、一緒に不動産屋に物件を探しに行くのもはばかられますから、さらにハードルが上がります。

しかし、これも方便次第で、不動産屋に「ゆくゆくはいとことルームシェアするかもしれないから同居可の物件を探してください」と言って探してもらえば良いだけです。
契約の際も「たぶん、まだしばらくは同居しないからとりあえず自分1人の名前で契約します」と言えばOKです。

 

遺産の受取手になれない

例え、遺言状を残していたとしても両親にも遺産の相続権があります。
あなたの死後、あなたの両親が遺産相続を主張したら、パートナーの取り分は半分になってしまいます。

しかし、これはあなたの両親が遺産相続を強行に主張した場合のみです。
そうでない場合は遺言状通りに相続されます。

 

養子縁組という制度

そもそも上記のような問題は『養子縁組』という制度を使えばすべてクリアできます。

異性愛者とは違う形ではありますが、養子縁組さえすれば法的問題はすべてクリアできるのです。

同性婚論者は上記のような「法的な保証を受けられない」ことを理由に同性婚を主張しています。
しかし、養子縁組さえすれば法的な保証は受けられるのです。

また養子縁組せずとも、『公正証書』という公式な書類を公証役場で作成してもらえば、遺産相続や介護、葬儀などの問題はクリアできます。

だとすれば、本当の問題は別にあると言えるでしょう。

 

一番の問題は『不満感』

では、結局のところ何が問題なのか?

それは『同性愛者が社会的に差別されている、抑圧されている、認められていないという不満感』だと思うんですよ。

実際、日本の社会や制度は異性愛者中心にできています。
それに対して同性婚論者たちは「同性婚が認められていないのは差別だ!不平等だ!」と感じている。

それが声高に同性婚が求められている一番の原動力です。


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