これからのゲイコミュニティについて


ゲイバーやクラブ系ゲイイベントなどに人が集まりにくくなっているそうです。

それはもっともな話です。



現在はゲイアプリやSNSでの出会いがあり、それらを通して小さな人間関係や小さなコミュニティがいくらでもできるからです。

それらがない時代は、とにかく出会うためにはゲイバーやゲイイベントなどに無理してでも行かなければならなかった。
もしくは掲示板や文通など顔のわからないコミュニケーションから生まれる博打のような出会いに賭けるか。

今はそんなに無理をしなくても、出会いがある時代です。

お酒が嫌い
初対面の人と話すのはちょっと…
騒がしい場所が苦手
テンションの高い人についていけない
自分から話しかけられない
輪に入っていけない

だったら無理してゲイバーやクラブイベントに顔を出さなくても、アプリやSNSで出会った人たちとカフェでスイーツでも食べながらおしゃべりしていた方がいい!という人もたくさんいるでしょう。

 

このようなことから、これからのゲイコミュニティの方向性として

・個々の需要にマッチしたニッチさ
・重厚長大ではない満足感

の二つが大切ではないかと、私は考えています。

・個々の需要にマッチしたニッチさ
…というのは、一人ひとりのオタク的な趣向を大切にするということです。

「誰でも楽しめる、たくさんの人が楽しめる、誰でもウェルカム」な大衆的なコミュニティではなく、
「○○が好きな人限定の食事会」
「○○ファンの集まり」
「○○に性的な興奮を感じる人たちのコミュニティ」
のように、属性をかなり絞り込んで、それについて恥じらいなく、徹底的に語り合えるコミュニティがこれからの時代、求められてくるのではないでしょうか。

ゲイの世界では「○○専のお店」というようなものも昔からたくさんありましたが、これからはそれをもっと突き詰めて、性的なものに限らず、そういうコミュニティが作られていくとおもいます。

・重厚長大ではない満足感
高度経済成長期〜バブル期の価値観の大きな特徴は『重厚長大』を大切にするということです。
大きな会場を借りて、派手な音楽と照明で、人がたくさん集まって、有名な人が来て、たくさんお金を使って、朝まで盛り上がって…というような。

でも、今はそのような価値に重きを置いていない人がたくさんいます。
むしろ、そのようなド派手さ重視の人生観に疲れ、距離を置いている人もたくさんいます。

そんなに大きなことをしなくても、友達と二人でおしゃれなカフェに行って、おしゃれなコーヒーを飲んでインスタにあげました!とか、気の合う三人で好きなアーティストのライブに参戦しました!とかの方が楽しいわけです。

重要なのは個人の『好き』を尺度とした個人の満足度。
そういうものを大切にしたコミュニティがこれからの時代求められてくるのではないでしょうか?


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