ゲイの私が『LGBT』という言葉が嫌いな3つの理由


私はゲイだと自認していますが、LGTBという言葉が好きではありません。
(一般的にだいぶ認知されてきた言葉なので、仕方なく使うことはありますが)

今日はその理由をまとめたいと思います。

 



1. ラベリングする意味

私はゲイだと自認していますが、中にはゲイなのか、バイなのか、ストレート(ノンケ)なのか、自分でもよくわからないという人もいます。
ゲイなのか、トランスジェンダーなのかわからない人もいます。

あえて区分したくないという人もいます。

セクシャリティーというのは本当に多様で、境界線はありません。

セクシャルマイノリティの象徴である『虹』は一見すると7色ですが、実は間はグラデーションです。
ここからこっちは赤!ここは青!
などと明確に区分できないのです。

セクシャリティも同じ。
あなたはゲイ!あなたはバイ!あんたはバイじゃなくてゲイ!
などと簡単に区分できない人もいますし、区分したくない人もいます。

それをセクシャルマイノリティ自ら、L!G!B!T!とラベリングする必要はないんじゃないかと。

 

2. そもそものくくりが雑

LGBTと一言に言いますが、同じ同性愛者でも、L(レズビアン)とG(ゲイ)の間には大きな隔たりがあります。
あまり交流はないという人が多いでしょう。

T(トランスジェンダー)については、LGBとは全く問題の質が違います。

LGBは性的指向(どの性が好きか)の問題ですが、Tは性自認(自分の性は何か)の問題です。

それぞれ困っていることも違うし、人生の中で直面している課題も違います。

『LGBT』などと一言に言っても、『関東&東海&関西』ぐらいまとまっていない用語なのです。

 

3. なんか商業的

私も『LGBT』という言葉が出てきたばかりの頃はよくこの言葉を使っていました。
(それまでは『セクシャルマイノリティ』という言葉がよく使われており、その後、一瞬『GLB』という言葉が使われたりして、その後、LGBTという言葉が出てきました)

しかし、だんだんとこの言葉が嫌いになっていきました。

上のような理由もそうですが、一番の理由は「なんか商業的」だからです。

はっきり言ってしまうと、この言葉を多用する人たちの中に、『LGBT』という言葉を使ってセミナーをやったり、行政からお金を引っ張ったりしようという人がいるから。
またもっと直球的に、『LGBT向け◯◯』という商品や企画を考えて儲けようとしている人たち。(現在ではほぼ失敗に終わっていると思いますが)

それは商売としては間違っていないのかもしれないけれども、善人の皮を被ってLGBTを売り物にして儲けようというのは如何なものか…。

行政もそういう人たちのキャッチーな意見ばかり聞くから、なかなか本質に迫れない。
地方のゲイバー巡っておじさんたちと飲んで話聞いた方がよっぽどタメになる。

 

そんなこんなで私はLGBTという言葉が嫌いです。


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