「見た目気を遣ってます」
なんて公言してしまう強者もいるほど、美容や外見にはうるさいゲイの世界ですが、果たして定期的に歯医者に行っている人はどれくらいいるのでしょうか?
歯医者が嫌だった過去
私も喫煙していた時は歯医者がイヤでした。
どうせヤニで汚れているだろうし、歯医者を倦厭していたせいで古い虫歯も悪化しているに違いないと思っていたからです。
喫煙者の歯周病リスクは非喫煙者の3倍ともいわれていますし、もしかしたら歯周病にかかっているかもしれないとも思っていました。
しかし、ある時、(何度目かの)禁煙を機に、意を決して歯医者に行ってみたのです。
(虫歯がいよいよ心配になってきた、という切実な理由もありました)
幸い、虫歯は何度かの通院でよくなる程度のものでした。
問題は歯の汚れです。
「ヤニと歯石が付着しているので、お掃除しておきますね」と言われ、歯の掃除をしてもらうことになりました。
そして、終わってみてビックリ。
1回やってもらっただけで、ヤニはキレイに取れ、歯もピカピカになったのです。
歯が一回り小さくなって、歯と歯の間にスキマができたところすらありました。
つまり、その間には歯石が付着していたということです。
3ヶ月に一度は検診が必要
それから定期的に歯医者に行くようになりましたが、そのたびに検診と歯の掃除をしてもらっています。
どんなにちゃんと歯を磨いていても、どうしても歯石はついてしまうので、3ヶ月に1度は検診&メンテナンスに来た方が良いのだそうです。
(ただ、『3ヶ月に一度』というのはあまりにも感覚が短く、歯医者のステマくさい感じもしたので、私は4~5ヶ月に一度行くようにしています)
中学生で歯がボロボロ
知人の知人の子どもの話です。
その子はあまり笑わない子だそうです。
なぜかというと、その子は歯磨きが嫌いで、歯医者も嫌いなため、中学生なのにもう歯がボロボロなのだとか。
しかも、永久歯が。
その子の親は放任主義らしく、歯医者に連れて行くことを進めても、「本人が嫌がってるからどうしようもない」と言って連れて行かないそうです。
また、別の知人の話。
その人の家では、夜寝る前に歯を磨く習慣がないそうです。
夜、歯を磨く人はおらず、寝る前に歯を磨けと教えられたこともないそうです。
その人は少し離れていてもあきらかにわかるぐらい口臭がありました。
その知人がある時、虫歯がひどくなって歯医者に行きました。
もちろん、歯には歯石がびっしりついていたそうですが、すべて削り取ってもらったそうです。
その後、その彼の口臭はあきらかに緩和しました。
ちゃんと歯のメンテナンスをしているどうか?
結局、なにが言いたいかというと、しっかり歯を磨いたり、歯のメンテナンスをしようという姿勢があるかどうかって、その人の生活水準を表すひとつの指標だと思うのです。
歯は一度抜けたら永久に元には戻りません。
虫歯になっても緊急でどうにかなることはないでしょうが、実は極めて重要な問題です。
緊急ではないが、人生にとって非常に大きな問題。
ここに気をかけられるかどうか?
そこにその人の人生の質を大きくかかわっていると思うのです。
歯が抜けたまま放置しているおじさんとか時々いるじゃないですか?
別に差別するわけではありませんが、やはり反面教師として「あぁ、歯のメンテナンスって大事だな」と思うわけです。