「一般紙で同性愛表現をするのはやめてほしい」という意見について


hatenadouseiai

「同性愛について否定しない。けど、生理的嫌悪感を感じる。
少年ジャンプ等、一般紙にまで同性愛表現をねじ込むのはやめてほしい」

・・・という意見がネット上で話題を呼びました。(http://anond.hatelabo.jp/20150315214140

ゲイの皆様はこの意見に対して否定的な方が多いようですが、私は単純に否定はできないし、肯定もできないと思っています。



同性愛に対する生理的嫌悪感

俺は同性愛の存在は肯定するし、そんな人たちを差別しようなんて気はないし、同性愛は罪だの欠陥だの異常だの認めないだのと差別されてるならそれは批判するけども、個人的にそっちの気はないし、見るのも苦手だ。

いわゆる生理的に受け付けない。と言うものだ。

差別以前のどうしようも無い感情だ。

これは差別か?違うだろう。

http://anond.hatelabo.jp/20150315214140より

たしかにその通りです。

○○が嫌い。生理的に○○は受け付けない。
これは差別ではありません。

私は同性愛者ですので、女性が性器全開にしてオナニーをしている姿を見せられたら嫌悪感を覚えます。
逆にノンケが男同士のセックスに嫌悪感を抱くのもよくわかります。

生理的な好き嫌いは誰にでも必ずあります。
それを心の中で思っているだけなら、差別にはなりません。

 

嫌悪感を積極的に表出したり、相手にぶつけるのは差別

しかし、私が女性に対して

「女はきもい。滅びろ。女は男より下等」

なんて公の場(ネット上も含む)で表明したり、女性に対してそう言ったりしたら、これは差別です。
女性の尊厳を踏みにじる言動です。

嫌悪感をもつのは自由ですが、嫌悪感を相手にぶつけるのは人権侵害です。

 

「当誌には同性愛表現は掲載しません」

では、ある漫画誌が

「当誌には同性愛表現は掲載しません」

と言ったら、これはどうでしょうか?
差別になるでしょうか?

私はこれはOKだと思います。

だって、ゲイ向けアダルトビデオレーベルでは、ノンケ向けのアダルトビデオはつくらないでしょ?
ノンケ向けのアダルトビデオレーベルが「当社ではゲイ向けのアダルトビデオはつくりません」と言ってもなんの問題もないでしょ?
それに対して、「同性愛表現をしないなんて、ゲイを差別している!!!!!」という人はいないでしょう。

だったら、少年ジャンプが「当誌では同性愛表現は掲載しません」と言っても別に問題はないはずです。

同性愛表現もいろんなメディアで流れ、広く受け入れられる世の中になったら良いな、とは思いますが、ある雑誌が積極的に同性愛表現を受け入れないからと言って、それが差別にあたるとは言えません。

 

「同性愛表現を載せないでほしい!」

しかし、「同性愛表現を載せないでほしい!」と、積極的に表明するのは差別的です。

「私は○○が嫌い」というのと、
「私は○○が嫌いだから排除してほしい」というのでは雲泥の差です。
異性愛表現はいいけど、同性愛表現だけは私の目につかないところでやってくれ、なんて、非常に差別的です。

例え、それが「住み分け(ゾーニング)をしてほしい」という主張だとしても、イヤだったら見ないという自由もあるわけですから。
人の心の中は自由ですが、それを表出する際は、それが他人の尊厳を踏みにじっていないか考える必要があります。


2016年8月より、当ブログの運営・執筆はLGBTサークル『CBM』に移管されました。

当ブログについて説明はこちらをお読みください。