実は人間の脳は全然進化していない


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人類は進歩してきましたが、実はその脳はあまり進化していません。
今も人間の脳は原始時代のまま。

「生きろ!」

「食え!」

「セックスして遺伝子を残せ!」

という本能的な指令に支配されて生きています。



大昔から続く脳の指令

緊張すると心臓がドキドキし、汗が出て、思考停止状態になりますよね?

これは我々の祖先がサバンナで暮らしていた時代、肉食獣に出くわした時の生体反応です。

瞬発力が出るように血圧が上昇するのです。
思考が停止するのは、とにかく余計なことを考えずにサッと逃げられるようにするため。

これはほんの一例ですが、我々の脳や生体反応というのは大昔からそんなに変わっていないんですね。

我々がついつい食べ過ぎてしまうのも、エロいことが好きでセックスしたがるのも、我々が猿人だった時代から続いている脳の指令によるものです。

 

なぜ我々はサルのままなのか?

我々が文明をもつようになったのが、5000年ほど前。
産業革命が起こって近代社会ができはじめたのが300年ほど前。

それに対して、猿人が現れ始めたのは約400万年前です。

つまり、サル~非文明人だった時代が何百万年もあるわけですね。
それに対して、近代社会ができはじめてから300年。

何百万年もかけてできあがってきた脳がたったの300年で大きく変わるはずないのです。

 

理性なんてたかが知れてる

それに対して17世紀~20世紀の欧米人は

「人間はと~っても理性的な生き物なんだょ!すんごく賢いの!
感情とか理性でいくらでもコントロールできちゃうんだょ!
不合理なこと、非科学的なこと言う人はね、バカなの!」

などと傲慢かましてたわけです。
これを『啓蒙主義』といいます。
この考えに基づいて、独立戦争やフランス革命が起こり、その後も自由・平等・博愛という理想論や合理主義という考え方がドンドン肥大化していきます。

でも、21世紀に入り、脳科学や心理学、生物学などの発達によって

「いやいや、人間ってそもそも不合理っぽいぞ」

ということがドンドンあきらかになってくるわけですね。

・・・ということで、いまは「理性的」「合理的」な生き物ではなく、「不合理」「複雑系」な生き物ということになりつつあります。


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