男の子を幼いうちに去勢して女として育てたら・・・?【前編】


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アメリカの性科学者ジョン・マネー博士は

「男は、男として育てられるから、自分が男だと思うのだ。
だから、男っぽい性格になる。
男っぽさ、女っぽさなんていうのはね、後天的につくられたものなのだよ」

と考えました。

ある日、そんな博士のもとに、一人の赤ん坊が連れてこられました。



ペニスを失った赤ん坊

赤ん坊の名前はブルース。
1965年、カナダのマニトバ州で一卵性双生児の兄として生まれました。

彼は生後8ヶ月のころ、割礼手術を受けたのですが失敗し、ペニスを失ってしまっていました。

彼の父母は、デイビッドの将来の生活や性の問題について悩み、性科学の権威であったマネー博士のもとを訪れたのです。

 

去勢手術

マネー博士は両親に言いました。

「生後間もない時期に性器を失ってしまったブルースは女性として生きる方が幸せだ。
赤ん坊はまだ性自認ができていないので、この時期から女性として育てれば、女性として生きることができるようになる。
妊娠はできないが、セックスもできるし、性欲も生じる。」

両親は博士の言葉を信じ、ブルースに手術を受けさせることを決意しました。
そして、彼が1歳10ヶ月の時に、陰茎の残りや睾丸を取り去る去勢手術を受けさせたのです。

 

女として育てる

ブルースは手術後、ブレンダと名前を変え、女性として育てられました。
両親は博士のもとに通い、博士の指示を忠実に守りながら、ブレンダが普通の女性として生きられるように教育しました。

しかし、ブレンダは少しも『女っぽく』はなりませんでした。

長い髪を嫌い、スカートを嫌い、人形よりも飛行機や車に興味を抱きました。
学校では『女っぽくない』と、周りからいじめられました。

「男っぽさ、女っぽさは後天的につくられる」という博士の考えは全く間違っていたのです。

 

後編に続く

 


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