両親から否定され続けた17歳のトランスジェンダーが自殺


toransu

アメリカの17歳のトランスジェンダー(ゲイ)の少女(少年)が自殺しました。

彼女の自殺の原因は、クリスチャンの両親が彼女の性自認を何度も否定したことです。
彼女の死後、彼女の残した遺書がSNSで公開され、話題を呼んでいます。



遺書

君たちがこれを読んでいるっていうことは私はもうこの世にいないってこと。でも悲しまないで。
私にとってこの結果が良かったのよ。
だってゲイだから。

どうしてこんな事になってしまったか、詳細を語るね。

私は4歳の事から 自分は女の子だって思った。女の子なのに男の子の体に閉じ込められてしまった感覚。
とにかくずっと混乱してた。
でも14歳の時 授業でトランジェンダーを習って、ようやく自分が何者なのか。解ったの。

私はすぐに母親にこの事を告げたの。
でも厳格なクリスチャンの母親はそんな私を
「神様が間違う訳がないでしょう?!そんなことを思うあなたがおかしいのよ!」
となじったわ。

もしこれを読んでいる貴方。
絶対に絶対にこんなおぞましい事を人に言ってはダメ。特にわが子にはね。お願いよ。

私はトランスジェンダー・セラピーを受けたかった。勿論親は認めてくれなかった。
その代り 私をクリスチャン・セラピーに連れて行ったの。そこで私が「どれだけ我がままで間違っているのか。
そしてその間違いを神に祈ることって繰り返し 繰り返し言われ続けたわ。

それだけでは足りずに母親は私の携帯 パソコン全てを取り上げた。
私の友達は私を女の子として扱っていたから、それが許せなかったのよ。私から 友達と愛を根こそぎ奪ったわ。
残されたのは絶望と孤独だけだった。

(中略)

私はこの中途半端な自分をぶら下げて 誰にも理解されず 孤独にまみれ 生きていくしかないのか?
もう十分苦しいんだわ。充分よ。
人は「きっと上手くいくよ」って言ってくれるけど 私の場合日に日に悪くなる一方なの。もう十分。
私が自殺した理由はざっとこんなもの。もしかしたらあなたにとって十分な動機じゃなかったかもね。

死後私が所有しているお金(銀行に預けてあるわ)を全て民間トランスジェンダー教会に寄付します。
全てのトランスジェンダーに人々が私のような惨めな仕打ちを受けなように、一人の人間として 人権を尊重され生活できますように強く願います。

学校でも早ければ早いうちにトランスジェンダーいつての教育がなされますように。
そしてどうか どうかこの社会が変わっていきますように。

さようなら。

※誤訳と思われる部分も原文のままにしてあります。

http://news.nicovideo.jp/watch/nw1419854

 

性自認を否定すること

別にキリスト教徒が同性愛に不寛容だと言って批判する気はありません。
キリスト教徒だろうが、イスラム教徒だろうが、「人の性自認を否定するのはやめて」と思うだけです。

性自認(性同一性、ジェンダー・アイデンティティ)とは、

「私は男である」
「私は女である」

という意識のことです。

つまり、自分が男なのか、女なのか?自分でどう思っているか?ということ。

例えば、あなたが男だとして、私があなたに
「いやいや、あんたは女だって。もっと女らしく振る舞えよくそが」
と言い続け、女物のを服を着せ、女性として扱ったらどうでしょう?

ものすごいストレスでしょうね。

トランスジェンダーの少年は体は男ですが、心(性自認)は女だったのですから、
「私は女なのに、なんでみんなわかってくれないの?なんで女として振る舞っちゃいけないの?」
と、毎日ものすごいストレスにさらされながら生きてきたことと思います。

精神的な、緩やかな圧力に加え、さらにクリスチャンセラピーに通わされる、携帯やパソコンを取り上げられるなど、嫌がらせと言っても過言ではないような過激な仕打ちも受けます。
17歳の少女(少年)がどんな気持ちで生き、どんな気持ちで死んでいったのか考えると胸が痛みます。


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