ゲイビジネスが儲からない理由【後編】


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なぜゲイビジネスは儲からないのか?

今回は『ゲイビジネスが儲からない理由』の後編をお送りいたします。



LGBT市場

ここ数年、『LGBT市場』というワードが経済界で注目を集めています。

この『LGBT市場』という言葉自体は最近できた言葉ですが、

「もうバブルはじけて未開の市場なんてほとんど残ってない。
けど、ゲイの市場はまだ競合相手もすくない市場(ブルーオーシャン)じゃね??
そうだ、これからはゲイビジネスだ!!」

という考えは10年以上前からありました。
実は2000年代に、いろいろな起業家がゲイビジネスをおこし、その多くが数年のうちに撤退していったのです。

 

日本に『LGBT市場』は存在するのか?

まぁ、そんなこんなで定期的に注目を集める『LGBT市場』ですが、
そもそも『LGBT市場』『ゲイ市場』なんてもんがは存在するのでしょうか?

この答えは非常に明快です。
存在しません。

なぜなら、『ノンケ市場』なんてもんも存在しないからです。

「ノンケ受けがいい商品」なんてあると思いますか?
ないでしょう?
一口にノンケと言っても、好みも年代も住んでるところもバラバラなんですから。

同じようにゲイと一口に言っても、好みもなにもバラバラなのです。
デブが好きなゲイもいれば、ガリが好きなゲイもいます。
ネコもいればタチもいます。

セクシャルをくくりとした『市場』なんて、存在しないのです。

あるとすればアダルトだけですが、それも『ノンケ向けアダルトビデオ』というジャンルが無いように、『ゲイ向け』と言っても、実際の市場はもっと細分化されています。

 

ゲイは『ゲイフレンドリー』な企業にフレンドリーじゃない

ソフトバンクは『ゲイフレンドリー』な企業と言われています。
ゲイの同棲カップルでも家族割を適応してくれます。(ソフトバンクはゲイの同棲カップルでも家族割引にしてくるって知ってた?

しかし、日本のゲイの中で

「ソフトバンクの精神はすばらしい!よしっ!ソフトバンクに乗り換えよう!」

という人が果たしてどれだけいるでしょうか?
ほとんどいませんね。

むしろ「いやいや、窓口行って『ゲイの同棲カップルですけど』なんて言えねえよ!」って人が大半だと思います。

例えば、『ゲイフレンドリー』な賃貸物件があるとしましょう。
そのマンションは玄関に虹色の旗を掲げて、ノンケのお客さんも入れますが、「LGBTも歓迎」「LGBTでも居やすい」というコンセプトのマンションです。

選ばないでしょ?
逆に「ゲイバレするとイヤだから絶対そんなとこ入らない」ってなるでしょ?

 

ゲイは『ゲイフレンドリー』な企業に対して、フレンドリーではないんです。
むしろそんなん関係なく、自分の好きなものを選びたい。
ゲイだろうがなんだろうが関係なく。

 

『LGBT市場』『ゲイフレンドリー』なんて言葉が注目されていますが、そう簡単にはいきません。
ゲイビジネスで儲けようとするのは非常に難しいのです。


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