私がオープンリーにカミングアウトしない理由


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via photopin cc

私はクローズド・ゲイです。
家族や職場や友人にカミングアウトしていません。

今日はその理由について書きます。



秘密のひとつやふたつ、誰にでもあるって

時々、自分の性的指向について誰にも打ち明けられず、そのことで悩んでいる人がいます。

そういう人に言いたい。

いや、そもそもなんでカミングアウトしなきゃいかん前提で悩んでるの?
誰にも言えない秘密のひとつやふたつ、誰にでもあるでしょ??

人に言いたくなければ、言わなくていい。
言いたければ言ってもいい。

また、自分を隠したくないとかなんとか言って、親しくなった人にカミングアウトしたがる人がいます。

そういう人に言いたい。

隠し事しない=親しくなる、じゃないでしょ。
もちろん、親しくなる=カミングアウトでもない。

秘密のひとつやふたつ抱えてても、親友は親友。
「友だちだろ?だったら隠し事なんてなしだぜ!」なんて、少年マンガの薄っぺらい友情観です。

 

すべての人に理解してもらうことはできない

同性愛は悪いことではありません。
隠さないといけないことでもありません。
ゲイに偏見をもったり、差別にしたりする人はバカです。

今日ではゲイ、ノンケにかかわらず、多くの人はこのことに理解を示してくれているでしょう。

しかし、残念ながら世の中にはそうでない人もいるのです。
「差別するなんて、良識ある大人としておかしい!」と考えてくれるのは、良識ある大人だけです。

政治に興味がない人もいれば、過激派もいる。右翼も左翼もいる。
同じように、理性的で、セクシャルマイノリティに理解を示してくれる人もいれば、絶対に理解してくれない人もいます。

どんなすばらしい理念でも、100%の支持は得られない。
世の中の多くの人がゲイに理解を示したとしても、偏見や差別から抜け出せない人もいるでしょう。
これは仕方ないことです。

特に不特定多数の人と関わる仕事の場合、差別主義者や良識のない人とも、必ず一定の割合で接していくことになります。

しかし、そういう人をいちいち説き伏せて回ることはできません。

そんなことをしようとしたら、四六時中議論していなければいけなくなります。
その労力やストレスは莫大なものになるでしょう。

少なくとも私はそんな不毛な戦いに人生を費やすつもりはありません。

・・・ということで、私はクローズドに、しかし、確かにゲイとして、静かに生きているのです。


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